ヤミージマー
クールな破壊衝動を秘めた病めるビートで得異な存在感を放つ98年生まれのビートメイカー / プロデューサー。Ski Mask The Slump God、Smokepurpp などフロリダ発のラッパーに共通する歪んだベースと凶暴なサウンドで注目を集め、2018年「Whowillknow」「Youwillknow」「YummyZimmer」といった3作のEPをSoundCloudにて立て続けに配信。さらに多くのラッパーへのビート提供も行ない凄まじいペースを日夜量産。共作を重ねる Leon Fanourakis と共に「1% | ONEPERCENT」と契約し、2018年12月にファーストフルアルバム「Arsonist Under」をリリースした。
2019年には SANTAWORLDVIEW のファーストEP「What just happened?」、そして今年リリースしたばかりのアルバム「Sinterklass」のフルプロデュースも担当した。また、 1% と Redbull が企画した YouTube の動画シリーズ「64 bars」では鎮座DOPENESS とコラボし、大きな話題となった。
現在はセカンドアルバムのリリースに向けて制作している。更なる活動が期待される新世代のヒップホッププロデューサー。
「元々一番最初に入ったのが90年代だったので。親父がミーハーで「車でヒップホップ流してたらカッコいいっしょ」みたいな人なんで、それで自分が幼稚園生のときにヒップホップのヒットソング集みたいなのを車で流してて。それが50 CentとかChingyだったんですよ。Dr. Dreが手がけた“In Da Club”とか超好きで。それで最終的にハイフィーとか西海岸っぽい感じをどうしてもやりたくなっちゃうんだと思います。後はMissy Elliottとかですね。Timbalandも大好きっすね。そこら辺はディグる前にニューシーンを追うようになっちゃったんで掘ってはないんですけど、名曲だけは結構染み付いてますね」
「クラブに行く度に思うんですけど、音楽を聴いてる人って10人に1人くらいしかいないんですよ。そして、さっきBenさんが言ってたように、それは日本全体に当てはまることで。本当はもう少し落ち着いた音楽もつくりたいんです。でも、そんなひとばかりの中で落ち着いた音楽を出しても、スルーされちゃうことが目に見えてる。それだったら、ガンガンに激しくして、嫌でも耳に引っ掛からせようと考えてます」