Leon Fanourakis
レオン・ファノラキス
BIOGRAPHY
「第8回高校生ラップ選手権」(2015年)と「ラップスタア 誕生! シーズン2」(2018年)で優勝した経験を持つ’98年生まれのラッパー。母親はR&Bやロックのシンガー、父親はDJ、ドラム、ギターなど楽器全般ができるという音楽家族に生まれる。
14歳でラップをはじめ、ラップキャリア1年目にして2014年の「横浜レゲエ祭」出演を賭けた「ROAD TO 横浜レゲエ祭(場所:横浜ベイホール)」に唯一のラッパーとして出場した。2018年の春に念願のEP「BEAT TO DEATH」をリリース。同年1% (ワンパーセント)と契約を結んだ。
そして2019年6月7日にファースト・ソロアルバム『CHIMAIRA』をリリース。SANTAWORLDVIEWをフィーチャーした「BOUNCE」はYouTubeにて350万再生を超えるヒットとなる。また、中国のHIGHER BROTHERSよりPsy PとMeloや、NYのラッパーVA$¢O、スペインのプロデューサーCOOKIN’ SOUL等を迎え、自身の出身地である横浜のラッパーや盟友トラックメイカーYamieZimmerなどと融合させることにより、日本語ラップの枠を超えたアルバムとなった。同年8月に渋谷WWWで開催されたワンマンリリースライブはソールドアウトとなる。
2020年4月にはニューヨーク出身の人気ラップデュオ 「The Underachievers」から AK THE SAVIOR (エーケー・ザ・セービアー) と日米コラボEP 「FLATBU$H ¥EN」(フラットブッシュ・イェン)をリリース。日本語ラップとNYのラップが融合した作品として話題となる。また同作のMVも日本とNYの両ロケーションにて撮影された。
コロナ渦中には楽曲制作に励み、8月には約一年ぶりにソロ名義の楽曲「NO LIGHTS / TOBASE!」を配信リリース。
そして2021年1月22日(金)には満を持してのセカンドアルバム「SHISHIMAI」(シシマイ)をリリースし、自身初のApple Musicヒップホップチャート1位を獲得。
日本語ラップを世界に向けて発信したいという野望を持つLeon Fanourakis。今後の活動にも要注目。
DISCOGRAPHY
CHIMAIRA (Album)
2019
FLATBU$H ¥EN (EP)
AKTHESAVIOR x Leon Fanourakis 2020
ATARIMAE (Single)
Leon Fanourakis x Jin Dogg x OVER KILL 2020
1234 (Single)
2021
FOCUS (Single)
2021
INTERVIEWS
Rolling Stone 2021.2.10 | Leon Fanourakisが語る、進化したフロウの秘密
「今回のアルバムは感情的な曲もあるし、盛り上がろうぜっていうただ単にアガれる曲もあるし、前作よりも自分の内面を出してるリリックだと思います。WILYWNKAさんと作った「Better Now feat. WILYWNKA」の歌詞は特に気に入ってますね。今が一番いいけど、後ろを向いたら足跡が増えている。そうやって自分はちゃんと一歩ずつ進んできてるわけだから、がんばろうみたいな感じの曲です。」
FLJ 2021.2.1 | 最先端のフロウの追求に加えて、エモーショナルな歌も披露した意欲作を発表
「最初の作品に比べたら、成長もしてますね。3年前の僕が今にタイムスリップしたら、「エッ、マジで?! 俺何でもできるじゃん」ってなると思います(笑)。」
サイゾー 2020.5.25 | 海を越えた阿吽の呼吸の共演で、世界を視野に入れた獅子の野望
「もともと好きだったリンキン・パークがジェイ・Zとコラボしたことでヒップホップを知って。それが小学校4年生くらいですね。DJやビートメイクもしてたけど続かず。日本語ラップも知ってはいたけど、あんまり興味が湧かなくて。でも、たまたまCD屋さんで手にしたラッパーのアルバムを聴いたら、日本語でもかっこいいラップがあることに気づいたんです。そこからいろんなラッパーをディグるようになりましたね」
Roling Stone 2019.11.2 | レオン・ファノラキスの咆哮「ヒップホップは価値観や考え方を更新していく音楽」
「クラブで外国人から話しかけられることが多いんですよ。『一緒にスタジオ入ろう』って言われることも多々ある。自分もニューヨークに行ったりするし、海外は好きなんです。でも英語をモノにするよりは、外国人をヤバイって言わせる日本語ラップを突き詰めたいですね。混血だけど日本育ちっていうルーツがそう思わせるのかもしれないけど。ハーフの子が周りに多くて、中学生の時に「日本語のラップ、ダサくね?」って言われて、それに腹が立って「日本語でめちゃくちゃカッコいいラップをしてやる!」って思ったんですよ。」
FLJ 2019.5.31 | Leon Fanourakis
「けっこう街を歩いてても、洋服屋でアルバイトをしてても、「この人は何を思って生活してるんだろう?」って思うことが多い。電車に乗ってても、みんな携帯をずっといじってるじゃないですか。みんな流されてるというか、みんなと違ったものを言ったらハブかれるみたいな風潮がある。でも別に違って良くない?って思うんです。だから自己啓発なんですよ。俺はヒップホップがあったから、こうやって自分を表現できるわけだけど、そこまでいけてない人は多いと思うんです。みんなもっと自分を持った方がいいですよ。今は何となくの人が多いと思うんです。だから、自分がもっと大きくなれば、そういうのもだんだんと変わってくるんじゃないかと思って。自分の音楽がきっかけになったらっていうのは大きいですね」
Represent 2018.9.13 | Leon Fanourakisヒップホップの申し子。貪欲な挑戦と今後の夢。
「「高校生ラップ選手権」とか「フリースタイルダンジョン」が流行ってるのはいいことなんですけど、音楽としてのヒップホップをみんなが聞いてもらえるようなシーンにしていきたいですね。そう言う風にみんなに受け入れられてくるといいなって思います。今でも少しずつ受け入れられて来てるんですけど、何がカッコよくて、何がカッコ悪いか、自分で示していけるようになりたいです。」